世の中にはいろいろな油があふれています。


植物油、オリーブ油、ゴマ油、化学的に作られた油など……。


油はからだに悪いとよく言われますが、油をとりすぎるとどうなるのでしょう。


● エネルギー過剰のために肥満になります。

● 血液がドロドロとなって血管を詰まらせ、心臓病、脳梗塞など命に関わる病気となります。


では、油を摂取しないとどうなるのでしょう?


● 肌荒れ、便秘、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな不調をひき起します。

● 骨粗鬆症、皮膚の乾燥、夜盲症、出血性素因の誘因になることもあります。

● 血液中に必要なコレステロールが不足すると、血管が切れやすくなります。


油は、細胞膜やホルモンの材料となる大切な役割を持っています。

そして、ビタミンA、D、E、kなどの脂溶性ビタミンを体内に取り込むために必要不可欠なエネルギー源です。

良質のタンパク質、でんぷん質、ビタミン、ミネラル、そして良質の脂肪酸。

これらは体に必要であり、それがなければ健康な肉体を維持できません。


とは言っても、油をたくさんとらないに越したことはありません。

安全な油を少なく使うということは、体にとって、とても大切なことです。



油について不安感を持ったことで、油について私なりに色々調べました。

調べていくうちに販売されている食品からも大量の油をとっていることがわかりました。


みなさんは食品などについている「食品表示」を見て品物をお買いになりますか?

裏についている「食品表示」を見ると、あらゆるものに植物油脂が入っていること。

食品添加物をさけて買うことの難しさに頭を悩ませます。





実際のところ、「油は危険」と言われている割には、手に入る本の量も少なかったです。


それらの本の中で、これは!と思ったものは、

危険な油が病気を起こしてる ¥1,365 (税込) 出版社: 中央アート出版社 改訂版 (2000/06)

著者:ジョン・フィネガン 訳:今村光一 です。




私のHPの 「目からウロコの一冊」◆食品・生活の安全に関する本 でも紹介しています。






調べていくうちに感じたことは、

「安全でありながら、使い勝手のよい油って、いったいどれなんだろう?」ということでした。


こちらに来られたみなさんも同じように思われているのではないでしょうか。



「もー、早くどの油がいいのか教えてよ〜」という方のために、先に「私の結論」から書いておきますね。



カナダバンクーバーにあるオメガニュートリション社(以下、オメガ社)により製造された

トランス脂肪酸フリーの
「香りがないタイプのバージンココナッツオイル」が、

日常の油としては安全で使い勝手がよいと思います。




理由は、

1. 
製造に際して一切の添加物、化学材料を使用していない未精油です。

2.  原材料が有機栽培(無農薬)です。

3.  光りと酸素を遮断した低温圧搾法によりつくられるココナッツより抽出した自然油です。

  黒い容器に入っていて、光を通しません。
(黒い特殊なプラスチックボトルに入っています)

  ココナッツオイルを常用してもコレステロールは増えません。

  お母さんのお乳に含まれるラウリン酸という体に優しい脂肪を含んでいます。

   190度の熱まで使えます。

8. ココナッツ特有の香りが無く、和食洋食、問わず使えます。


製造法や品質に安全性がないココナッツオイルは、逆に体に悪いです。

このサイトでのココナッツオイルとは、上記のような「バージンココナッツオイル」のことです。



普通の油より値段は高いですが、日本にいても安全な油が購入できます。



  

オメガ.ニュートリジョン社
トランス脂肪酸フリー 
ココナッツオイル(香りがないタイプ) 454g

http://www.rakuten.co.jp/atowa/

 ちなみに香りのあるココナッツオイルは、香りが強く和食の煮物には合わないと聞きました。ご注意を。




油の種類を問わず、安心安全な油を購入する際の目安は、


1.  製造に際して一切の添加物、化学材料を使用していない未精油であること。

2.  原材料が有機栽培(無農薬)であること。

3.  光りと酸素を遮断した低温圧搾法によりつくられること。

  販売時から黒い容器(せめて暗めの容器)に入っていて、光を通さないこと。

この4つです。




「危険な油が病気を起こしている」では、有機栽培の材料で低温圧搾法で高品質の油を作っている会社として、

カナダのフローラ社http://www.florahealth.com/  
と、

オメガ社 http://www.omeganutrition.com/
 が紹介されています。


日本でのフローラ社 輸入元 「うまいもの倶楽部」 http://www.umaimono-club.co.jp/

オメガ社 日本総代理店 「アトワ オメガ蜂蜜と亜麻仁油の店」 http://www.rakuten.co.jp/atowa/




● 普通の油は危険!  


市販されている一般的な油(サラダ油、食用加工油など)は、「精製油」です。

製造工程で溶剤などの化学物質をもちい、それを高温にさらし、脱臭をして油を抽出します。

値段は安いですが、栄養価は低く、トランス脂肪酸や有害物質を含んでいます。

海外では禁止されている危険な油です。

日本の昔ながらの圧搾法で真面目に作っている油ですら、国産の材料や有機栽培は少ないです。

光や酸素を遮断して搾油している会社も日本には見当たりません。

海外からの種の汚染。圧搾時の、光と酸素による自然酸化。

心配はありますが、一般の消費者は、「安全です」と言われれば、信用するしかすべはなさそうです。



 光による酸化は、酸素による酸化以上に早く進みます。

海外の油は色つき瓶に入っていることが多いですよね。

瓶の色ぐらいなら、一般の消費者にも選択権がありそうです。


けれども、その瓶すら日本では透明な容器に入れて油を販売されています。

高めの値段の昔ながらの圧搾法をうたっている胡麻油屋さんまでが、ほぼ透明瓶です。


胡麻油は酸化しにくいから……と言うお答え。

それならオリーブオイルだって、ココナッツオイルだって酸化しにくいじゃないですか……。

油を広く販売するようになってからの慣習、見た目、コスト優先?

温度管理もせずに販売するスーパーや小売店。

それが、透明容器に入って販売されているのはなぜなのでしょうか。




追記(2014年11月27日)

 油が透明瓶に入っている理由。


一般的な透明瓶は瓶屋で普通に買えますが、

遮光瓶は、「A油屋に卸したA遮光瓶は、同業者(油屋)には販売しない」、

「大企業とのからみ」など、瓶屋独特の決め事がいくつかあるようです。

けれども、他業界(醤油屋とか)には、その瓶を普通に販売するそうです。変ですよね。


流通が悪いと言うことは、透明瓶より単価も高いのでしょう。

「酸化に強い油だから大丈夫」、「油の色を確認できるように」、「賞味期限内に使えば安全」、

あと、「大きな問題にならなければ今のままでいいか」など、会社ごとに違う安全性。

そして、「外国人ほど日本人は油を摂取しないから大丈夫」という民間任せの日本のお役所。

これらが、遮光瓶が広がらない理由に関係していると思われます。





【2003年以降、トランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えている。】 

ウィキペディア・トランス脂肪酸より抜粋



日本のお役所ももっときちんと油のことを理解して指導してほしいですよね。





では、油のことについてまずお話したいと思います。




リノール酸  植物性脂肪、オメガ6系脂肪酸・多価不飽和脂肪酸)(注1)


リノール酸を多く含む油は、紅花油(=サフラワー油)、ひまわり油、なたね油、ごま油などです。


人間の体内では合成することができない栄養素であるため、食品からとる必要のある必須脂肪酸です。


一時期、リノール酸系の油がいいと言われましたが、現代の食環境ではリノール酸を取り過 ぎと言われています。

そのため、今ではアレルギーを引き起こしたり、「ガンを促進する油」と言われるようになりました。

高リノール酸オイルを 5年以上摂取すると、明らかに発ガン率が上昇することがわかりました。


現在では、リノール酸は特別に取らなくても、ごはん、パン、卵などに含まれる量で充分なことがわかっています。


ごま油は、酸化しにくく、使いやすい油です。

冷蔵保存も可能です。ただし、ごま油は10度以下になると凍り始め、白濁や固化が起こります。

品質上は問題なく、常温に戻せば使えます。

ただし、冷蔵庫から取り出した後、温度差によって結露が生じることがあります。

結露による水分が調理の際の油はねの原因になりますので、冷蔵庫保存の場合は注意する必要があります。



リノール酸系の油脂は、マーガリン、マヨネーズ、ドレッシング、ファーストフード、フライ、ツナの缶詰、スナック菓子など

に多用されています。特に外食での油ものは要注意です。






最近よく売られているグレープシードオイルもリノール酸を多く含んでいます。


グレープシードオイルはコレステロール0%の食用油です。

私もしばらく使っていました。

油の臭いもなくさらっとした油で
とても使いよい油でした。

ビタミンEが酸化を防ぐため、グレープシードオイルには酸化防止剤などの添加物が含まれていません。


そのうえ、なんとビタミンEはオリーブオイルの約2倍以上も含まれています。

少なめに使えば、何の問題もないと思っていました。


しかし、一番の問題点は、原材料の安全性だとわかりました。

葡萄をワインなどで使用したあとの破棄部分である葡萄の種を使うため、その安全性が疑問視されているのです。


好きな油を使おうと必死で探しました。

黒い瓶に入っていて、無農薬、有機のグレープシードオイル……。

全世界のどこかにはあるのでしょうが、まったく見つけられませんでした。


で……、私はグレープシードオイルを泣く泣くやめることにしました。

そして、ここから私の油探しの旅が始まったのです。



(注1)

● 不飽和脂肪酸について

● 不飽和脂肪酸は融点が低いので、常温で液状になっています。 魚介類や植物に多く含まれています。

● 飽和脂肪酸は、融点が高いので、常温では固体です。 動物性の脂に多く含まれています。




オレイン酸  (植物性脂肪、オメガ9系脂肪酸・単価不飽和脂肪酸)


オレイン酸を多く含む油は、オリーブ油、ヘイゼルナッツ油などです。


オレイン酸は、

1.血液中のHDL(善玉)コレステロールを上げて、LDL(悪玉)コレステロールを下げる効果があります。

2.動脈硬化の予防に役立ちます。

3.オレイン酸は発ガン性では中立の油です。

4. ビタミンEを豊富に含んでいます。



オリーブ油は、オレイン酸が多く、リノール酸も少ないのでとてもいい油です。

オリーブ果実の品種はイタリア内だけでも700種はあると言われ、6000年の栽培の歴史があります。

エキストラバージン・オリーブオイルには、必須脂肪酸、抗酸化ビタミン、植物化学物質(フラボノイドetc)、

そして、コレステロールの吸収を抑えるベータシトステロール、日光から肌を守るスクワレンなどの物質が

含まれています。


◆ オリーブオイルの種類  (追記:2014.12)


1. 「エキストラバージンオリーブオイル」は、オリーブの果実を搾ってろ過しただけの、一切化学的処理を行わない

  バージンオイルで、酸度(※遊離脂肪酸の割合)が100g当たり0.8gを越えないものを指す。


2. 「バージンオリーブオイル」は、酸度が100g当たり2gを越えないもの。


3. 「ピュアオリーブオイル」は、酸度が100g当たり3.4g以上ある(食用ではない)オリーブオイルを精製し、

  バージンオリーブオイルとブレンドしたもの。一般的にオリーブオイルとも呼ばれる。安価。


※ 遊離脂肪酸は、,酸化しやすい性質を持っており、遊離脂肪酸が多い(酸度が高い)ほど品質が落ちやすい。

   オリーブは実の収穫直後から酸化が始まるため、収穫からオイルにするまでの時間がポイント。

   オリーブオイルにすると酸化はほとんど進まない。


◆オリーブオイルの保存は、冷暗所に置きます。

温度が10度ほどになると白濁したり固まったりします。

冷蔵庫保存しても品質に問題はないですが、「固まる」→「溶ける」→「固まる」を繰り返すと風味が損なわれます。




【オリーブオイルは紫外線により劣化するが、紫外線は太陽光線のみならず蛍光灯の光にも含まれているため、

冷暗所で保存する。手に取りやすい食卓や台所に置く場合は黒い瓶やアルミホイルで覆った瓶により遮光すると

同様の効果がある。】 ウィキペディア 「オリーブ・オイル」より抜粋




【アルミ箔は、他の金属に比べて熱を良く伝えます(鉄の約3倍)。一方、光線や熱線をきわめて良く反射する特徴があります。】 アルミ箔の世界 http://www.aluminum.or.jp/haku/what/


アルミホイルは遮光にはなるようですが、温度が上昇するような場所に置くのは避けたいですね。





α-リノレン酸(植物性脂肪、オメガ3系脂肪酸の多価不飽和脂肪酸)


オメガ6系のリノール酸と同じく必須脂肪酸と呼ばれています。

α−リノレン酸は、体の健康に必要な必須脂肪酸(自発的に食べなければ摂取できない油)です。



亜麻仁油(あまにゆ)、シソ油(=えごま油)などが、これにあたります。

ほかの油にもα−リノレン酸は含まれますが、わずかか、入っていません。

人間は、α-リノレン酸を自ら合成することができないので、これを経口摂取するしかありません。



オメガ3とオメガ6の必須脂肪酸は互いに協調して働くため、バランスよく摂取しなければ問題が生じます。

理想的な摂取割合は、オメガ3系:オメガ6系=1:4です。

現在のような欧米型の食生活では、オメガ3系とオメガ6系の摂取比率が、1:10 とも言われています。



リノール酸やオレイン酸は欠乏しませんが、オメガ3系のα-リノレン酸は不足しています。

α-リノレン酸系の油は、「ガンを抑制する油」だと言われていて、積極的にとりたい油です。

α-リノレン酸を摂取すると、心血管疾患のリスクが軽減されるとの報告もあります。




◆α-リノレン酸は、


1.心臓病や脳血管病を防ぎ、血中のコレステロールをコントロールします。

2.血液をさらさらにし、血圧を下げ、心臓病や脳血管病を防ぐ働きがあります。

3.アレルギーやガンの発生も押さえます。

4.脳、神経系の発達や働きにも重要な役割を果たしています。欠乏するとぼけや痴呆に関与します。


スプーン1杯飲んだり、ドレッシングとしての使用には最適最高! 

体にいい油です。





◆α−リノレン酸の欠点は、


α−リノレン酸は熱に弱いので、不足してしまいがちです。

賞味期限が短いことからもわかる通り、酸化 (注2)も早いです。


とても熱に弱いので熱を使う料理にはむきません。

熱を加えるとトランス脂肪酸の含有量が一気に増え、危険です。




● 普通の食品から α−リノレン酸がとれると安心な気がしますが、実は……。


α−リノレン酸は、葉、根、海草、プランクトンに多く含まれ、それを餌にしている魚は、

エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHC)を多く含みます。


これらもオメガ3系です。



けれども、オメガ6系と同じ量を、食品だけからとるのは難しそうです。


それに、海洋汚染、酸化などの問題もあり、水産物が一概にいいとは言い切れないのが現状です。


特に、妊婦、幼児、妊娠予定の方は、マグロ類(マグロ、カジキ)、サメ類、深海魚類、鯨類(鯨、イルカ)など

メチル水銀濃度が高い水産物について注意してください。

メチル水銀は、胎児の中枢神経の発達に影響を及ぼすとされています。


海外では危険とされていても、日本では注意喚起されていない物がいっぱいあります。

食べても安全と言われている量も思うより少ないです。

妊婦だけでなく一般の方も、水産物はほどほどに食べることを心がけた方が安全なようですね。



◆ 厚生労働省 「魚介に含まれる水銀について」   

◆ 日本生活協同組合連合会 「魚介類・鯨類の水銀についてのQ&A」




リノール酸、オレイン酸、α-リノレン酸が多く含まれる油として各種の油を上記で紹介しましたが、

多く含まれるというだけで、どの油も、飽和脂肪酸、リノール酸、オレイン酸を大なり小なり持ち合わせています。

もちろん、亜麻仁油にも、飽和脂肪酸、リノール酸、オレイン酸が少ないながら含まれています。

しかし、α-リノレン酸だけは、ほとんどの油が少量もしくは持ち合わせていません。




「危険な油が病気を起こしている」では、有機栽培の材料で低温圧搾法で高品質の油を作っている会社として、

カナダのフローラ社http://www.florahealth.com/  と、

オメガ社 http://www.omeganutrition.com/
 が紹介されています。


日本でのフローラ社輸入元 「うまいもの倶楽部」 http://www.umaimono-club.co.jp/

オメガ社 日本総代理店 「アトワ オメガ蜂蜜と亜麻仁油の店」 http://www.rakuten.co.jp/atowa/


   フローラ社      オメガ社


フローラ社は暗い色の遮光瓶。

ほぼ遮光できるので、プラスチックよりガラスの方が安全という認識。

オメガ社は、完全遮光。黒い特殊なプラスチック容器。

プラスチックが油に溶解することはほぼ無いという認識。



どちらがいいと思うかは、究極の選択ですね。




【ガラスボトルの色が濃いだけでは若干の光が透過して、油がある程度老化することは否めない。

油の容器として金属は適さない。油を汚染するからだ。

もっともいいのは黒いガラスか黒い特殊なプラスチックのボトルを使うことで、これだと完全に光が遮断されるし、

炭化水素が油の中に溶けて入ることがないのも証明されている。】

「危険な油が病気を起こしている」 P48より抜粋





(注2)

● 酸化について

油は古くなると酸素が結合することによって、黄色くなったり固くなったり、イヤな臭いを出します。

酸素が付加した油は、活性酸素そのものです。

細胞に入ると細胞の壁を作っている脂肪酸を次々と酸化して破壊し、

内部のタンパク質や酵素の構造を破壊して機能をとめ、遺伝子に傷をつけます。


酸素は不飽和部分にまずくっつくので、飽和していればほとんど酸化しません。

よって、飽和脂肪酸の方が酸化しにくく、不飽和脂肪酸の方が酸化しやすいということになります。


どの油も時間とともに酸化します。

必ず、賞味期限を守りましょう。

開封後は、瓶に書かれた保存日数を守って早く使い切りましょう。

(未開封でも賞味期限を過ぎると、劣化しています)


酸化を遅らせるには、「光の遮断」、「低温」、「酵素の遮断」をすることです。

そのためにも、レンジのそばには置かないこと、冷暗所で安定した場所に置くなど、

油の保存には注意をはらいましょう。





● バターの酸化
◆ 冷蔵庫に入れているバターの色が変わっていませんか?  


バターの保存最適温度は、2℃から6℃です。

乳脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれています。

しかし、含まれる脂肪酸の種類も幅広く、不飽和脂肪酸も含んでいます。

そのため、空気に触れると酸化をおこして色や味を変えます。


私はバターを買ってきたら、使いよい大きさに小さく包丁で切ります。

それをフリーザーバックにコロコロ入れて冷凍庫へ。

それを必要な時に、必要な分だけ出して使っています。

一回ごとに切るとか、1個ずつラップできると完璧ですが、私はそこまではちょっと (^-^;ゞ ……できません。


以前は、冷蔵庫と冷凍庫に分けて入れていたのですが、トーストならバターを乗せて焼けばよく、

炒め物なら凍っていてもすぐに溶けて問題ないので、いまではすべて冷凍庫に入れています。

これで、いつもおいしい状態でバターが食べられます。

余談ですが、うちはカルピス特撰バター(有塩)を使っています。   

乳酸菌飲料の「カルピス」をつくる工程でできる脂肪分(クリーム分)から生まれたバターで、

フランスのバターの味に一番近いそうです。

20年ほど前にフランス料理のシェフをしていたお友達に教えてもらいました。

スーパーで売っているバターと食べ比べたら、スーパーのバターが食べられなくなりました。

値段が安めの業務用カルピスバターもありますが、箱入りの特選バターの方が、味がいいように私は思います。

とてもおいしいですよ。おすすめです! (^-^)/




では、安全な油についてもう少し考えていきましょう。

◆ 安全な油について   



安全な油を購入する際の目安となる事柄です。


1.  原材料の安全性(有機栽培、無農薬、国産など)

2.  油の抽出方法

3.  料理に適した油


この3点となります。







1.の 「原材料の安全性」 については、

各社を信用するしかありませんが、
有機栽培や無農薬を使用しているとうたっていて、なおかつ、、

まったく光を通さない黒い容器に入っているものは、オメガ社以外に見つけられませんでした。







の 「抽出方法」 ですが、

「圧搾絞り」「コールドプレス」が安全です。

昔は花や種子を搾って抽出していました。.

それが最近では油を化学薬品で抽出したり、機械で高圧をかけて大量に絞り出す方法がとられています。


これが、
トランス型不飽和脂肪酸(以下、トランス脂肪酸)という悪い油へと変化させます。

コレステロール値が上がった、体に脂肪がついたなどという体の変化なら目に見えますが、

トランス脂肪酸は目に見えない危険性を持っています。





● 油の搾油方法     (この項目は2014.12に追記)

植物油の搾油方法は大きく3つあります。


1.圧搾法

原材料に圧力をかけて、油をしぼる方法です。

低温圧搾法、古式圧搾製法、玉締め(玉搾り)圧搾法など、圧搾と言っているものがこれにあたります。



◆低温圧搾法(コールドプレス法)がなぜいいのか?

短時間に強い圧力をかけると、摩擦熱で高温になります。

低温圧搾法はゆっくりと時間をかけて圧力を加えることで、原材料に熱を加えずにオイルをしぼります。

フローラ社とオメガ社の圧搾装置は、油をしぼる過程で47度以上の熱を発生しないようになっています。



低温圧搾法は、ゆっくり油をしぼるので時間がかかり、搾油効率も悪いです。

けれども、熱処理をしないのでトランス酸の発生を抑えることになります。

原材料のすべての栄養素が破壊されずに残るので栄養価も高く、有害物質も含みません。



2.抽出法

溶剤を使って、油を抽出する方法です。効率的にたくさんの量の油がとれます。

市販されている一般の安価な「精製油」もこの方法です。

大豆、米など油分の少ない原材料を抽出する時にも使われます。

n-ヘキサン(※下記参照)と呼ばれる溶剤を使って油を抽出。


脱臭するために240〜270度という高温で蒸気蒸留されます。

(70度以上でも油にダメージを引き起こすに十分な高温)


ほかにも色々な化学処理をしますが、日本の規定で表示義務がないものもあります。


精製油は、栄養価が低く、トランス脂肪酸や有害物質を含みます。


環境省 n-ヘキサン」


3.圧抽法

圧搾法と抽出法を併用した方法です。

圧搾法で原材料の大部分を搾油し、圧搾法で残った搾りカスから油を抽出します。





★トランス脂肪酸について はこちらをクリック


★健康エコナクッキングオイルについて は、こちらをクリック







の 「料理に適した油」 については、


どんなにいい油でも、調理温度を間違うと有害なトランス脂肪酸が生じます。

できれば熱を使う料理はさけたいけれど、油をまったく使わないと料理にバリエーションができませんよね。


よって、油は、調理温度によって使い分けることになります。


● 調理温度について


1.  加熱不可 : ドレッシングやスプーンで飲む油……亜麻仁油、シソ油。α−リノレン酸・オメガ3系。

2.  調理温度100度〜130度まで……ゴマ油。オメガ6系。

3.  調理温度160度くらいまで……
エキストラヴァージンオリーブオイル。オレイン酸・オメガ9系。

4.  調理温度、高熱の190度まで……
ココナッツオイル。飽和脂肪酸系油。




天ぷらを揚げる際の油の適温は、180度とされています。

ココナッツオイルが190度まで……。

それ以上の熱に耐える油は、植物油では見つけられませんでした。


揚げ物の場合は、注意をしていても調理温度を超える場合があります。

油断をすればあっという間に200度ということも……。

そうなると、トランス脂肪酸や有害物質のかたまりを食べていることになってしまいます。

油や健康関連の本で、「揚げ物は食べなくていい」と書かれていることも間違っていません。


うちの家庭では揚げ物をすることはほとんどありませんが、季節や物によっては揚げ物をします。

稚鮎の天ぷらや新じゃがのコロッケ……季節ならではのおいしさはやっぱり捨てがたいです。



追記 (2014年10月現在)

ココナッツオイルで何度か揚げ物をした結果です。

ほかの油と違い、高温になると瞬時に酸化した臭いに変わります。

揚げている物にも酸化臭がつきます。


200度を超えるとトランス脂肪酸が発生する可能性があるとのこと。

温度計も使いましたが、温度管理が難しく、ココナッツオイルでの揚げ物は断念しました。


どんな油も酸化やトランス脂肪酸からは逃れられないのだと強く実感できました。

揚げ油に関しては、放浪中です。





● ココナッツオイルとは 


では、ココナッツオイルについて説明していくことにしましょう。


ココナッツオイルは固体の「飽和脂肪酸」です。

飽和脂肪酸には、動物性のバター、ラード、牛脂、植物性のココナッツオイル、パーム油などがあります。


飽和脂肪酸はすでに安定した形ですからトランス脂肪酸は生じません。

融点が高いので、常温で固体なのが特徴です。24度以上で液体となります。

飽和脂肪酸には長鎖型と中間鎖型があり、ココナッツオイルは動物性のものとは異なる、無害な「中鎖脂肪酸」です。

バターなどの動物系飽和脂肪酸とは違い、カロリーも低く、体脂肪になりにくい油です。




ココナッツオイルは、


1.  消化吸収が速く、直接肝臓に運ばれ素早く分解されてエネルギーとなるため体脂肪になりにくいです。

蓄積した体脂肪まで一緒に燃やす性質があり、新陳代謝を促します。


      中鎖脂肪酸燃焼時に、長鎖脂肪酸の酸化燃焼を助長し体脂肪の減少を起こします。

   善玉菌、悪玉菌、コレステロール値の改善を図ります。

   体温を上げます。

    甲状腺機能低下の病気にも適切です。

    
プリル酸、カプリン酸、ラウリン酸を含み、ウイルス、バクテリア、細菌を殺す抗細菌作用があります。

   
ラウリン酸(飽和脂肪酸)は、母乳に含まれる成分で、乳児を細菌やウィルスなどの感染症から守る

    抗菌作用があります。


    
油の中では最も安定しており、酸化に耐える性質を持ち、他のオイルより良く熱に耐えます。

    
消化能力は体に優しく、ビタミンEも豊富に含まれています。

     
成分には、非発癌物質が含まれています。



以前は、ココナッツオイルは飽和脂肪酸ということで悪者扱いされていました。

それが、現在、研究が進み、ココナッツオイルのよさが言われるようになりました。

ただし、ココナッツオイルにもトランス脂肪酸が含まれた製品があります。ご注意を。




 「原材料」や「油の抽出方法」が重要です。

   それらに目を向けなければ、上記のような効果も期待できず、体に悪い結果になります。





  オメガ社のココナッツオイルとは  (2014.12追記)


オメガ社のココナッツオイルは、農薬不使用栽培のココナッツを原料としています。

低温圧搾のコールドプレス製法で、光遮断、オイル封入時の酸素遮断をし、

製造には一切の添加物、化学材料を使用していません。

未精製のトランス脂肪酸ゼロの食用油です。


圧搾された油は、不活性ガスを充填した黒い特別な遮光プラスチックボトルに詰められています。

この遮光ボトルは、ガラスの遮光瓶よりも遮光性が高く、100%近く紫外線を中に通さず、

プラスチックが油に溶解する心配がほぼありません。

バターの代わりとして使えます。また、190度位までの調理にも使えます。

ココナッツオイルを常用してもコレステロールは増えません。

他のオイルと比べ低いカロリーです。


24度以下では薄いバタ−色の固形状で、それ以上の温度では液状です。

冷蔵庫でも、また常温でも保存可能です。

一般的には冷蔵庫で保存され、調理の事前に冷蔵庫から出して使用します。

母乳に含まれる乳児を守るラウリン酸を多く含んでいます。


※ オメガ社では、北米での食品の法律に基づき、ココナッツオイルの呼称にエキストラバージンという言葉は

  使っていません。


栄養成分表示(14g/大さじ1杯)

エネルギー:125キロカロリー
タンパク質:0g
脂肪量:14.3g
多価不飽和脂肪酸:0.3g
一価不飽和脂肪酸:1g
飽和脂肪酸:13g
炭水化物:0g
ナトリウム:0g
コレステロール:0g




成分が有機でまじりっけのないココナッツオイルだと、以下に認証されています。






● ココナッツオイルの使用感  



さて、オメガ社のバージンココナッツオイル(香りがないタイプ)の使用感です。  


味は、ほんのり甘くさっぱりとした油です。

料理の味には、まったく影響ありません。

和食はもちろん、炒め物など、何にでも使えます。


植物油の中では一番高温に耐えられる油ですが、揚げ物は温度管理が難しいので個人的におすすめしません。


うちは冷蔵庫で保存し、調理の直前に冷蔵庫より出して使っています。

固形ですが、フォークで多めに削っておけば、毎回削る手間もなく使えます。

初めは邪魔臭く感じましたが、日常的に使っていればそれが普通になり慣れました。

家族も今では普通に削った物を使っています。


↓こんな感じです。



うちがオメガ社のココナッツオイルを選んだ経緯を書いておきますと、



1.オメガ社のエキストラヴァージンオリーブオイルより、ココナッツオイルの方が
安価なこと。

2.190度までの調理に使えるので、調理温度をほとんど気にせずに使えること。(揚げ物は除く)

3.冷蔵庫に入れると固まるが、オメガ社のココナッツオイルは丸い広口の容器なので、

  他の容器に移すことなく、そのまま冷蔵庫から出して削って使えること。

4. 冷蔵庫保存できるので、開封したあとの油の品質や温度管理が必要ないこと。

5.香りがないので、ほかの種類の油を足しても香りによるバッテイングがないこと。和食にも使えます。

(中華料理の場合、ココナッツオイルで炒めておいて、ゴマ油は最後の香りづけとして私は使っています)

といったところです。



油の保存に気をつけ、賞味期限内に使うこと。

そして、油をたくさんとらないこと。

テフロンのフライパンで油を少なくするのもいい方法ですよね。

値段との兼ね合いもありますし、
油ごとにメリット、デメリットもあります。

それぞれのご家庭ごとにいろいろな油を試したり、料理の工夫をされたりするとよいと思います。






では、私が油を購入している所を書いておきますね。

はちみつと有機油のお店 「アトワ」 オメガ社の日本総代理店

私はこちらでインターネット購入しています。

質問にも丁寧に答えてくださいますし、商品もきちんと届きます。


  

オメガ.ニュートリジョン社
トランス脂肪酸フリー 
ココナッツオイル(香りがないタイプ) 454g

http://www.rakuten.co.jp/atowa/


なんだかオメガ社の販売員のようになってしまいましたね。(もちろん販売員じゃありません。念のため)(=^▽^=)






今までのまとめです。


油の種類を問わず、安心安全な油を購入する際の目安は、


1.  製造に際して一切の添加物、化学材料を使用していない未精油であること。

2.  原材料が有機栽培(無農薬)であること。

3.  光りと酸素を遮断した低温圧搾法によりつくられること。

  販売時から黒い容器(せめて暗めの遮光瓶)に入っていて、光を通さないこと。





日本の油では、安心安全な油を購入する際の目安とした項目すべてに合格できる油は、

現状では見つけられませんでした。

日本の油屋さん は、こちらをクリック。 ご参考にどうぞ2014.11追記 (掲載順不同)





あとがき   


昔は、油屋にかめを持っていって、使う分だけを買ったそうです。

油屋もその日に作った分は、その日に売るような商売をしていました。

ですから昔は、作り置きも買い置きもほとんどありませんでした。


それが今では、年中大量に販売されることになり、光の入る透明な容器で売られるようになりました。

油が劣化するということも忘れられ、真夏でも平気であちこちに置かれるようにもなりました。

実は、便利になったことこそが問題なのかもしれませんね。



こちらに書いた内容は、2006年11月現在の情報で判断しています。




追記



2014年12月現在です。

2006年からさほど油に関して変更がないので、2006年当時のまま、あまり手を加えず置いておくことにします。

変更のあった箇所には追記を付けました。



◆赤ワインのポリフェノール(レスベラトール)に健康効果が確認できないそうです。

ほかの食品に関してはどうなのか、新たな情報を知りたいですね。

http://www.afpbb.com/articles/-/3014787

http://diamond.jp/articles/-/54941

http://matome.naver.jp/odai/2139998548434560001




新たな発見があれば、安全といわれていた油も危険となるかもしれません。

みんなで目を配って、気をつけていくしかなさそうですね。


個人で油に興味を持って調べています。油の販売者や研究者ではありません。

調べたことに変更があれば随時手を加えたいと思います。

新情報をご存知の場合は、ぜひお教えくださいね。



ご連絡はこちらからどうぞ♪                   たきもと裕




油について

2006.12.01 更新
2014.12.19 追記